糖尿病の食事相談~近年の食事相談の形とは~
私たち、管理栄養士のもとには先生から
「「栄養士さんに糖尿病の食事をきいてきて」といわれました。」
という患者さんが毎日いらっしゃいます。
「「栄養士さんに糖尿病の食事をきいてきて」といわれました。」
という患者さんが毎日いらっしゃいます。
まず「食事相談をうけなければいけない」ということにネガティブに
思う方もたくさんいらっしゃいます。
思う方もたくさんいらっしゃいます。
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社会環境の変化により糖尿病患者が増えたように、食事療法も
食環境の変化の影響を受けてきました。
食環境の変化の影響を受けてきました。
糖尿病の患者さんが一度は目にしたことがあるような「食品交換表」
が検討され始めたのが、1960年ごろ。
当時はたんぱく質摂取量が少なかったので、たんぱく質が不足しない
ように配慮されていました。
が検討され始めたのが、1960年ごろ。
当時はたんぱく質摂取量が少なかったので、たんぱく質が不足しない
ように配慮されていました。
その後、食生活の欧米化が進み、現在の「食品交換表」は脂質を
調整、動脈硬化予防の観点から植物性脂肪や食物繊維を増やし
たりするように配慮されてきました。
調整、動脈硬化予防の観点から植物性脂肪や食物繊維を増やし
たりするように配慮されてきました。
「食品交換表」に変化があったように、食事相談という形も時代の
流れによって変化してきています。
初診で糖尿病患者さんがいらっしゃっても、「食品交換表」の説明を
いきなり始めるということは最近ではみられなくなりました。
流れによって変化してきています。
初診で糖尿病患者さんがいらっしゃっても、「食品交換表」の説明を
いきなり始めるということは最近ではみられなくなりました。
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相談の流れは次のようになります。
食生活を聞き、問題点を一緒に考えます。
↓
必要性や難しさを説明します。
↓
食生活で変えられる点をしぼります。
↓
必要なら食品交換表をもちいて相談します。
↓
外食に対応できるようにします。
↓
必要性や難しさを説明します。
↓
食生活で変えられる点をしぼります。
↓
必要なら食品交換表をもちいて相談します。
↓
外食に対応できるようにします。
といった感じでしょうか。
食事という最も基本的な生活習慣の変更を必要とするので、
患者さんにとってそれが何より大変であることを、相談側は理解
しています。
患者さんにとってそれが何より大変であることを、相談側は理解
しています。
初めて「糖尿病」だと聞くと、治療や合併症に対する不安、落胆、
自由が奪われるような気持ちや家族や友人の関係が変わるのでは
といったことなど、さまざま頭をかけめぐることでしょう。
自由が奪われるような気持ちや家族や友人の関係が変わるのでは
といったことなど、さまざま頭をかけめぐることでしょう。
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しかし、糖尿病食は健康食ともいわれ、糖尿病をお持ちで食事療法を
必要とする方だけでなく、糖尿病をお持ちでない方にとっても健康を
維持するために最適な食事なのです。
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糖尿病の食事相談(療法)の目的は、食事内容や食べ方を提案して、
糖尿病に関わる合併症の予防をしていくことです。
糖尿病に関わる合併症の予防をしていくことです。
最近の食事相談は、取り調べのような雰囲気で聴取するようなことは
なくなってきました。(安心してください!)
なくなってきました。(安心してください!)
一人では難しくても誰かと一緒なら続けられます。
ご一緒に食生活を改善していきましょう。
ご一緒に食生活を改善していきましょう。
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