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アルコールの種類 ~血糖値・尿酸値への影響は?~

「蒸留酒(焼酎など)なら血糖値を上げないから大丈夫」という方がいらっしゃい
ます。
日本酒、ビール、ワインなどの醸造酒は糖質を含み、焼酎、ウイスキーなどの
蒸留酒は糖質を含みません。
ここから「糖質を含む日本酒は血糖値を上げて、蒸留酒(焼酎)は上げない」
ということを言われる方もいらっしゃいますが、血糖値は糖質量だけに左右
されるのではなく、アルコールの濃度やインスリン分泌などへの影響も考慮
する必要があります。

どのアルコールも大きな差はないといわれていますので、適量を守るように
しましょう。
 
また、尿酸値が高い方で「プリン体の多いビールはさけ、焼酎にしている」という
方がいらっしゃいます。
尿酸はプリン体の分解により生じます。特にビールは他のアルコールに比べ
プリン体が多く含まれます。

「ビール以外のアルコールなら飲んでも大丈夫」と考える方もいますが、
アルコール量が増えると痛風発作の発症頻度が高くなります。
痛風(高尿酸血症)の原因の1つは、多量の飲酒でもあるので、どのアルコール
でもたくさんにはならないようにしましょう。
 

参考:日本栄養士会 健康増進のしおり

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