アルコールもエネルギー源?
主に糖質を発酵して作られる酒、アルコール飲料の成分を「アルコール」と呼びます。
アルコールも実はエネルギーを発生させますが、アルコールは栄養素ではありません。
つまり栄養素の含まれないエネルギー源、俗にエンプティーカロリーといわれています。
第4のエネルギー源のようですが、栄養学上では無駄なエネルギーというわけです。
アルコールは体に必要な成分ではありませんが、適正エネルギー量について考える
ときに、アルコールのエネルギー量は無視できません。
ときに、アルコールのエネルギー量は無視できません。
「日本人の食事摂取基準(2005年版)」にもアルコールの項目がありますが、摂取基準が
設定されているわけではありません。
エネルギー量のみについての記載があります。
設定されているわけではありません。
エネルギー量のみについての記載があります。
アルコール1gのエネルギー量は7.1kcal(物理的燃焼値・・・食品を燃やして発生する
エネルギー量)ですが、実際はアルコールの代謝が複雑なので、全エネルギーが利用
されるわけではないといわれています。
エネルギー量)ですが、実際はアルコールの代謝が複雑なので、全エネルギーが利用
されるわけではないといわれています。
アルコールの利用効率は摂取量、食事量、代謝能力や身体状況などの条件によっても
変わります。
変わります。
アルコール飲料はエネルギーをもっていますが、栄養素は微量しか含まれていないので、
ほかの食品との組み合わせが適切ではないと、栄養障害の原因になります。
ほかの食品との組み合わせが適切ではないと、栄養障害の原因になります。
アルコールのエネルギー量を減らそうと、無理に食事量を減らす方がいますが、エネルギー源
であるたんぱく質、脂質、炭水化物が減ってしまい、前に述べたPFC比が極端に変化して
しまう可能性があります。
食事の機会を失うことで、ビタミンやミネラルも不足しがちになります。
であるたんぱく質、脂質、炭水化物が減ってしまい、前に述べたPFC比が極端に変化して
しまう可能性があります。
食事の機会を失うことで、ビタミンやミネラルも不足しがちになります。
【適量の飲酒は・・・】
日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、しかし「適量」にも個人差あり!女性は男性に約1/2量
が適量といわれています。
が適量といわれています。
適量の飲酒では「HDL(善玉)コレステロールが増える」「心臓血管疾患の発生率が低い」などの
報告があり、ストレス解消、疲労回復などの利点もあります。
報告があり、ストレス解消、疲労回復などの利点もあります。
しかし適量を超える飲酒は肝臓障害、神経系の疾患、胃などの消化管系の疾患、循環器、
呼吸器、生殖器など全身の器官に障害をもたらすことにもなります。
お酒とはほどよく楽しいおつきあいにしましょう。
基本はアルコールと食事は交換できません。
また、アルコールの代謝に関わる酵素の働きを助けるビタミンB1の消耗が激しくなりますので、
アルコールを飲む方は充分にとるとよいでしょう。
アルコールを飲む方は充分にとるとよいでしょう。
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