高尿酸血症・痛風の人の食事~尿酸が高いとは?~

今回からは代表的な生活習慣病の食事について、

何回かにわけてお伝えします。

第1弾は「高尿酸血症・痛風」についてです。

   
人間ドック、健診で男性の方によく見られる代表的な

生活習慣病に「高尿酸血症」があります。

    

「尿酸が高いとどうなるのですか?」

「プリン体とよく聞くけれど、なんですか?」

「ビールは悪いのですか?焼酎を飲んでいる同僚が

いるけれど・・・」

nomikai1.jpgと聞かれることも多いのです。

    

プリン体は細胞の中にある、核酸という物質を

構成する成分です。

プリン体は尿酸になって、そして尿に出されます。

しかし、尿酸は多くなりすぎると血液中に溶け

きれなくなり、結晶ができやすくなります。

白血球がこの結晶を処理しきれずに壊れ、そして

関節の組織に炎症を起して激しい痛みを起します。

これが「痛風」です。 

   

また、痛風発作がないからといって、尿酸値が高い

まま放っておくのは危険です。

3年経過を機におおよそ5人に1人の割合で、何らか

の腎障害を引き起こすと言われています。

ほかにも、結石ができやすくなり、なかでも腎臓結石

ができやすくなります。

   

もちろん尿酸が高くなっているということは生活習慣

の乱れが原因となっている場合が多いので、まず

生活習慣を改めなければなりません。