家族の協力があってこその生活習慣改善
「生活習慣病の食事」第3弾の前に、ちょっとコーヒー
ブレイクです。
何十年も前に、アメリカのマイヤー博士が健康教育用
に発表した「亭主を早死にさせる10か条」という中に次の
ようなものがあります。
「夫を太らせなさい。
25Kg太らせたら、10年は寿命が縮む」
【亭主を早死にさせる10か条(概要)】
①夫を太らせる。
②酒をうんと飲ませる。とりどりのつまみをしこたま出す。
③いつも運動しないで座らせておく。
④しもふり肉のような飽和脂肪をたくさん食べさせる。
毎日、卵を2個も3個も食べさせる。
⑤塩分の多い食物になれさせる。
⑥コーヒーをガブガブ飲ませる。
⑦タパコを勧める。
⑧夜ふかしをさせる。
テレビの深夜放送を見たり、頻繁にお客を招いたり、
訪問したりして、過労と睡眠不足にする。
⑨休暇旅行にいかせない。
ストレスがたまっていても、余暇を与えない。
「お仕事頑張って!」
⑩始終文句を言う。
以上「10か条」は不健康の代表項目ばかりで、健康管理
を逆説的に表したものですが、家族の生活習慣が影響
するのは事実です。
外来の相談者の中では家族と来られる方も少なくあり
ません。
1人では生活習慣の改善ができなくても、
「家族の協力があったから、減量できた。」
「夫婦一緒に運動するようになった」
という方はたくさんいらっしゃいます。
ぜひ家族みんなで頑張ってみましょう。